ヒジの黒ずみの原因は汚れではなく「摩擦」だった
摩擦や圧力などの刺激による皮膚の角質化がヒジの黒ずみに
ヒジの黒ずみは、なんだか汚らしく見えてしまい、オシャレをしてもイマイチきまりません。
このヒジの黒ずみ、原因は汚れではなく摩擦・圧力などの外的刺激によって、皮膚が自身を守ろうと角質化を繰り返すことによってできるのです。
ガチガチに固まった角質に生活の中での汚れや色素が沈着し、だんだん黒っぽく変色していきます。
肘には他の皮膚のような皮脂腺(脂肪分が出てくる穴)が少ないため、皮脂や水分が極端に少なく非常に乾燥しやすい皮膚なのです。感覚神経も少ないので痛みなどはあまり感じませんが、皮膚自体はダメージを受けやすい部分なのです。
気づかないうちに肘をついたり、クセでほおづえをついたりしていると、摩擦や圧力がピンポイントでかかります。長期間にわたってそんな状態が続くと、ヒジの皮膚は次第に分厚い角質を形成し、黒ずみとなっていきます。長年にわたるこうした刺激によってつくられた厚い角質なので、ちょっと洗ったぐらいでは黒ずみは落ちません。
肘のケアの第一歩は肘をつくクセをなくすことから
美しいヒジを手に入れるための初めの一歩は、「肘をつく」ことをやめることです。
すごくシンプルな答えですが、これが一番大事なことです。何気ない癖で肘をついてしまう場合もあれば、“かわいい仕草かも”という発想からヒジをついている場合もあるかと思います。
確かにあどけない雰囲気を与えられるかもしれませんが、それ以上に黒ずんだヒジは汚い・子供っぽいというマイナス印象を与えることの方が多いでしょう。肘やヒザが黒ずんでいるのは、必要以上に幼く見え、男性の“その気”を一気に奪ってしまいます。
肘をついているとき、肘自体は感覚神経が少ないため痛みもほとんど感じませんが、実際には数kgもの負荷が連続的にかかっています。
試しに手の甲などにヒジをついてみるとその重さがわかるでしょう。さらにほおづえをつくと、頭の重さも加わるためかなりの圧迫感と痛みがあるかと思います。数分もこの体勢を続けていれば、手の甲は真っ赤になるどころか血が止まって青アザができてしまうことでしょう。
こんなにも強い圧力が肘には毎日かかっているんです。
自分では気づきにくい部分だからこそ、今日から意識して肘をつく生活をやめていきましょう。